La Flora's Blog

Artificial Flower Design Studio

Arrangement, Decoration

ShimewaMa

しめ飾りLESSON-2015 NEW YEAR

2014年10月16日 | by laflora | category Arrangement, Decoration

去年のしめ飾りの写真を見て、ずっとお願いされていたしめ飾りのレッスンです。
9月に材料を探しにいったのですが、肝心のしめ縄がまだ未入荷。
ようやく手元に届きましたので、しめ飾りのレッスンをすることが出来ました。

Lesson

もちろん、プライベートレッスンです。

ひとつはご家庭用。そしてもうひとつは、お寿司屋さんをしていらっしゃるお父様のお店用。

Shimewa

しめ縄を輪の形にした締め輪は関東地方ではよく飾られるもので、リースの形が、和洋折衷な今の日本家屋とのバランスの良いものとなっています。

一日に2つの締め輪のアレンジメントを作られるということで、気合が入ります。

Lesson

いつも思うのですが、レッスン中の生徒さんたちの真剣な横顔はとても美しく、惚れぼれいたします。

でも、手先の器用な生徒さんなので、一番悩んだのはお花選び。

一つは、好きなブルー系のアレンジで・・・・というご要望。
じつはこれがまた難問でした。
ブルーのお花は、セレモニー系のものは揃うのですが、おめでたいお正月ものをブルーでというのは大変なのです。
以前クリスマスリースをブルーでとのご依頼があったのですが、その時頭をかかえたのを思い出しました。

もともと、お花自体がブルーに発色するものが少なく、たとえば、ブルーの薔薇が永遠の研究テーマであるように、お花の種類も少ないのです。
アーティフィシャルとはいえ、お正月のお花をブルーでというのは難しいので、パープル系と、それをとりまく紐や水引などをうまく組み合わせて全体のイメージがブルー系に近づくようにバランスを取ります。

苦戦したのは、水引の扱いです。
バラの水引は一度折り目がついてしまうと、綺麗なカーブを描けないので、お習字などの一筆書きに似ています。

Shimewa

海外生活の経験のあるモダンなお家にもピッタリの、上品で洗練された仕上がりになりました。

お店のほうは、写真ではスケール感がでておりませんが、一回り大きく立派な締め輪を選び、松も大きく長く青々とした力強い松で勢いを出します。この秋ご成婚された典子さまのお印の蘭。その基本色ともいえるオーキッドカラーはこの秋冬のトレンドです。蘭の大様のカトレアをメインに。個性的な蘭を組み合わせて大変豪華な造りになっています。
ご両親の長寿を祈って、美しい亀の水引も載せて上品なおめでたい仕上げになりました。

Shimewa

お正月までは、まだ気の早い話なのですが、私の渡米のスケジュールにあわせて、早めにレッスンをしていただきありがとうございました。

アメリカにも、和のテイストの素材を持ち帰って年越しの作品を作ってみたいと考えています。

昼はみずみずしく爽やかに、夜はゴージャスに年越しを祝います。

Shimewa
Romance1

秋のプライベートレッスン

2014年10月15日 | by laflora | category Arrangement, Decoration

神戸からお友達がレッスンにきてくださいました。
神戸でもアーティフィシャルのレッスンを受けているということで、緊張してのお迎えです。

東京のお友達も連れての、プライベートレッスンです。

Lesson

神戸のお友達はスーツケースを下げての訪問なので、お持ち帰りの楽そうなものを・・・と
熟慮の上、フォトフレームのデコレーションをセレクト。

Romnce

アーティフィシャルのサハラは側面が粉になりやすいため、デコラの場合グルーガンでの接着は難しく、安定するまでに少しストレスをお掛けしてしまいました。

今回は、設計士の父が持っていた建築用のスーパーハードなテープが役にたちました。

グルーを使うデコラにはアメリカにあるようなハードなベースを考えて行きたいと思います。
別の先生の手法なども伺って、たいへん勉強になりました。

Romnce

甘いテイストのお友達は、私の手持ちのリボンでしっくり来るものがなかったようで、ここでまた悩ませてしまいました。
黒とオフホワイトのストライプの太めなリボンのセレクトが絶妙です。
お友達らしい、貴婦人のような素敵な仕上がりになりました。

お連れのお友達の方は、この秋冬オススメのややブルーがかったホワイト・グレーのナチュラルリースを選んでくださいました。
この決め色が、アンティークローズやパープルの秋紫陽花を優しく包み込んでバランスよくまとめてくれます。

Lesson

生徒さんの真剣な眼差しは素敵なものですね。

甘すぎない大人色の薔薇が可愛いながらもエレガントな仕上げになりました。

Elegnt

フレッシュや、プリザーブド、アーティフィシャルなどすでに経験を重ねた生徒さんたちですから、これらの生徒さんにも、基本レッスンが必要ない分、満足が行くまでの完成度を目指してお手伝いさせていただけるようこころがけてまいります。