夏の思い出とお礼に
姉のように慕っている方に
彼女のだいすきな色をぎっしりつめ込んでみました。

ROSE
華やかだけれど、
少しくすみのあるローズは
大人の女性にピッタリ
大きな薔薇と同じ色の小さな薔薇を
ぎっしりつめ込んで・・・
その薔薇色の塊から

ROSE
小さなラナンキュラスの蕾が
すくっと首をもたげて
アレンジに表情を加えます。

ROSE
王道のローズのアレンジメントですが・・・・
この薔薇の新芽のように新しいことにチャレンジし続け
美しく、いきいきと年を重ねる人生の先輩にふさわしいデザインになっています。
桜に逢いたくて日本に戻ってから
あっという間に夏が過ぎようとしています。
今年は異常気象で、端正した庭の花たちも突然の雹におそわれてしまいました。
夏草が茂る庭を整理したところで
お友達から、
そろそろ始動しなさいと・・・・
お誘いを頂きました
ロココ家具の専門家の彼女です。
本来の依頼は別のものなのですが・・・・
長らくお休み状態のわたしの目を醒ますために
これ何とかならないかしら???と
アーティフイシャルの小さなTopiaryを取り出してきました。

Green Topiary
一見簡単に作れそうに見えますが・・・・
実はサハラに小さな小さな葉っぱを根気強く差し込んだものなのです。
フレッシュで作ったことがありますが、これを手作りしているどこかの国の人の手間を思うと粗略には扱えません。

Leaf
Topiaryとは、本来常緑の植物を刈りこんで人工的に幾何学的な造形を作るものです。
この、本来のものはそのままに、せっかくアーティフィシャルフラワーを使うのですから・・・・
そのリアルな茎や刺。ミニバラの蕾や花の繊細な部分を活かして、
人工的な美しさと、自然の花の自由さを組み合わせてみました。

Rose
貴婦人に仕立てられていく若い女性が
まだまだ尖ってそのしきたりに抗いながらも・・・
宝石や金の鎖に絡め取られていく・・・・・

Topiary
このアンビバレンツがこのデザインのテーマです。

Room
お家のアクセントカラーがピンクのこのお宅のインテリアに合わせて
今回は、淡いピンクと白のバラのTopiaryを組み合わせました。
通常リボンが巻かれる位置にはナチュラルな葉を茂らせて
花を惹き立てます
シンプルなグリーンのTopiaryはそのままに
華やかなドレスを思わせるトップの薔薇のTopiaryには、
まだ固い蕾もたくさん加えて
仕上げに、パールとゴールドのチェーンを絡ませ
足元にビジューのついたタッセルを付けて、貴婦人の着付けが終わります。

Topiary