初秋のアレンジメント・・・
アーティフィシャルの仕入れの世界では
すでに、夏休みが終わるとクリスマスやお正月の品物が並びます
ですから、
この初秋のアレンジメントは
7月の秋のお花の展示会のときに最新のものを買って
アメリカに渡るまえに作っておいたものです
夏草が自由奔放に伸びて
すこし野生化した草いきれの残る初秋
まだ眩しさの残る日差しのなか
確実に実りの秋は訪れます
そんな実りの喜びと期待あふれるアレンジを作ってみました
今回いちばん気に入ったのは
大人びた風情の
ワインカラーのグロリオサです
この高さとスケ感を大切にしました
足元は菊で覆い
垂れ下がる山葡萄といっしょに
その上にまだみずみずしい葡萄の房を飾ります
この葡萄は、
随分前にカリフォルニアで買ったスーパーリアルな葡萄で
とても気に入っています
太陽いっぱいのフルーツとアレンジするのが
カリフォルニア流・・・・
そのあいだに
自由に奔放に成長した
ラナンキュラスやアネモネなど
夏の名残の花たちや
青い小さな実
そして
つる状の細い枝を這わせ・・・・・・
夏の記憶・・・
秋の実りへの喜びを表現してみました
アレンジメントは
ただ漫然と飾るのではなく
そこに
ストーリーを作りデザインします
アーティフィシャルもどんどん質が向上し
こうした高く枝を伸ばした
大きなアレンジメントができるようになりました
こうした
大きなアレンジメントは
商業スペースなどでも
十分に活かせるこれからの有望株です
花台にしているもの
それほど高価ではありませんが
アメリカの蚤の市で手に入れた
ビンテージのオルゴールなんです
So, what do you think ?